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「共謀罪」の成立要件を改めたテロ等準備罪を新設する改正組織犯罪処罰法は、日付をまたぐ与野党の攻防の末、15日朝、参院本会議で可決・成立した。「良識の府」で法務委員会の採決を省略する「数の力」に頼った強引な手法で早期成立を図った与党に対し、野党は「歴史に禍根を残す」と怒りをあらわにした。国会の外で、夜通し抗議の声を上げ続けた市民たちは「法の廃止を訴えていく」と決意した。
「白色票(賛成)165、青色票(反対)70……」。午前7時45分ごろ、伊達忠一議長が投票結果を読み上げ始めると、参院本会議場には拍手と歓声、そして怒号が交錯した。
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