原発避難者訴訟

原告、笑顔なき勝訴…苦労報われず落胆

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前橋地裁判決を受け、報告集会でメモを取りながら弁護士の解説に耳を傾ける人たち=前橋市で2017年3月17日午後3時53分、徳野仁子撮影
前橋地裁判決を受け、報告集会でメモを取りながら弁護士の解説に耳を傾ける人たち=前橋市で2017年3月17日午後3時53分、徳野仁子撮影

 笑顔なき「一部勝訴」だった。17日の原発避難者訴訟の判決で、前橋地裁は東京電力と国の賠償責任は認めたものの、命じられた賠償額は原告の請求からは程遠かった。古里を奪われた代償を求めて3年半。大半の原告が周囲に知られないように名前も伏せ、息をひそめるようにして闘ってきた。「もっと寄り添ってくれる判決を期待していたのに」。苦労が報われなかった原告の顔には落胆の表情が浮かんだ。【尾崎修二、山本有紀、鈴木敦子】

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