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西日本豪雨

災害関連死を含めて300人超が亡くなり、平成最悪の水害となった西日本豪雨。被災から復興へと続く日々をリポートします。

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老犬救助の途中で犠牲に 福岡

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土石流に襲われた民家上空で救助活動を行う消防防災ヘリコプター=山口県岩国市周東町上須通で2018年7月7日午前9時26分、本社ヘリから上入来尚撮影
土石流に襲われた民家上空で救助活動を行う消防防災ヘリコプター=山口県岩国市周東町上須通で2018年7月7日午前9時26分、本社ヘリから上入来尚撮影

 九州・山口でも山間部で土砂崩れなどが相次ぎ、4人が犠牲となった。福岡県久留米市で広範囲が浸水するなど市街地にも被害が及んだ。

 福岡県筑紫野市原田の水路で7日午前11時45分ごろ、女性が心肺停止状態で見つかり死亡が確認された。近くの山中で土石流に巻き込まれ6日から安否不明となっていた同県宇美町、山崎ツギ枝さん(68)と判明した。

 山崎さんはボランティアで老犬の介護をしており、6日午前、犬に餌をやるため山中の保護施設に行っていた。「雨がひどく犬を避難させたい」。正午ごろ、ボランティア仲間の女性が山崎さんから相談の電話を受け、救助を要請。数時間後、消防が駆け付け、避難している途中で土石流に襲われ、山崎さんが安否不明となったという。女性は「毎日犬に愛情を注いでおり、大雨だったが気がかりで仕方なかったのだろう。そこまでできるボラ…

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