名護市長選

渡具知氏が初当選 移設反対の現職破る

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
名護市長選で当選を確実にし、万歳する渡具知武豊氏(中央)=沖縄県名護市で2018年2月4日午後10時38分、野田武撮影
名護市長選で当選を確実にし、万歳する渡具知武豊氏(中央)=沖縄県名護市で2018年2月4日午後10時38分、野田武撮影

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画の是非が問われた名護市長選が4日投開票され、移設計画を進める安倍晋三政権が推した新人で元市議の渡具知武豊(とぐち・たけとよ)氏(56)が、移設に反対する翁長雄志(おなが・たけし)知事が支援した現職の稲嶺進氏(72)の3選を阻み、初当選した。

 移設を巡る政府と県の対立を反映した選挙戦となったが、移設の是非を明言しない戦略を徹底して経済振興策などを訴えた渡具知氏が大差で勝利した。市議時代には移設に理解を示した渡具知氏は事実上の移設容認の立場とみられ、政府は移設計画を加速させる方針だ。一方で移設予定地の地元の反対という「民意」を失い、移設阻止を公約に掲げる翁長知事には大きな打撃となり、求心力の低下は避けられない。今秋に知事選が予定され、再…

この記事は有料記事です。

残り752文字(全文1105文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月