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学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る問題をまとめました。

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文書一転「あった」 不自然、苦しい説明

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記者会見する松野博一文科相=東京都千代田区で2017年6月15日午後1時35分、和田大典撮影
記者会見する松野博一文科相=東京都千代田区で2017年6月15日午後1時35分、和田大典撮影

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画を巡り、「総理のご意向」などと記された文書について、文部科学省は15日に「確認できなかった」としていた説明を一変させ、文書の存在を認めた。前回も調査したパソコンの共有フォルダーから文書が見つかったうえ、「記憶にない」と答えていた職員が今回は文書の存在を認めるなど、不自然さが次々に露呈。会見した松野博一文科相や調査担当者は苦しい説明に終始した。

 「大変申し訳なく、結果を真摯(しんし)に受け止めている」。午後1時半すぎから記者会見した松野氏は硬い表情のまま用意した書面を読み上げ、前回確認できなかった文書の存在を再調査で認める結果になったことを謝罪した。ただ「前回調査はその時点で合理的だった」とし、問題があったとは認めなかった。

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