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【ロンドン坂井隆之】中国企業が一部出資し英国で約20年ぶりの新設計画となる原発プロジェクトを巡り、波紋が広がっている。7月発足したメイ政権が、計画を再検討する意向を表明。中国側は駐英大使が9日、英紙への寄稿で懸念を表明した。背景に安全保障上の懸念があるとみられるが、蜜月だった英中関係に亀裂が生じかねず、首相の判断に注目が集まっている。
問題になっているのは、フランス電力公社(EDF)が主導して英南西部に建設するヒンクリーポイント原発。キャメロン前政権下で計画が進められ、昨年10月の習近平国家主席の訪英の際、中国国有企業が事業費の約3分の1を負担することが決まった。
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