- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
【ワシントン清水憲司】トランプ米大統領は27日、2018会計年度(17年10月~18年9月)予算案について「国家安全保障の予算になる。国防費を歴史的な増額とする」と表明した。国防費を前年度比で約1割増となる540億ドル(約6兆円)増額し、対外援助などに充てる他省庁の予算を同額減額して財源を捻出する。イラク、アフガニスタンでの戦争終結を急ぎ、国防費を削減する傾向だったオバマ前政権の路線を転換し、軍拡路線に踏み出す構えだ。
米国の国防費は12年以降、減少か横ばいだった。トランプ氏は州知事らを集めた会合で「米軍を立て直す」「(米軍が)戦争を阻止する道具を確保しなければならず、必要時には再び戦争に勝たないといけない」と述べ、国防費を大幅増額する方針を明らかにした。トランプ氏は28日の上下両院合同会議での演説でこうした方針を説明するほか、3月中旬に議会に提出する政権初の予算教書に盛り込む。
この記事は有料記事です。
残り524文字(全文920文字)