- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
政府の特定秘密の運用状況を点検する参院の情報監視審査会が7日、2016年分の年次報告書を参院議長に提出した。報告書によると、審査会は政府に特定秘密の提供を求めず、秘密指定の妥当性を具体的に確かめなかった。会長の中曽根弘文・元外相は「特定秘密の内容を記した指定書の調査に進めず、残念だ」と述べた。
一方で審査会は、政府が外国から提供を受けた秘密を国会に提出できるかどうかの基準について、金田勝年法相の説明を受けた。報告書は政府に対する指摘として「(国会への)提供に関する統一的な手続き」を検討するよう求めた。政府への意見はこの1件だった。
また審査会は、政府に運用の改善を強く求める勧告をしなかった。
この記事は有料記事です。
残り697文字(全文997文字)