共謀罪

野党、法相不信任案を提出 法案採決方針に反発

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参院予算委員会で組織犯罪処罰法改正案について質問した民進党の蓮舫代表に対して閣僚席から発言する金田勝年法相=国会内で2017年5月9日、川田雅浩撮影
参院予算委員会で組織犯罪処罰法改正案について質問した民進党の蓮舫代表に対して閣僚席から発言する金田勝年法相=国会内で2017年5月9日、川田雅浩撮影

 民進、共産、自由、社民の野党4党は17日午前、金田勝年法相の不信任決議案を衆院に提出した。「共謀罪」の成立要件を改め「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案を巡り、野党が17日の衆院法務委員会で採決しないことを確約するよう求めたのに対し、与党が応じなかったため。17日の法務委は開かれない見通しで、改正案の衆院通過は週明けとなる可能性も出てきた。

 不信任案は、金田氏が改正案について報道機関向けに「国会提出後に議論すべきだ」との文書を配布・撤回するなどしたことを「極めて無責任な姿勢」と指摘。金田氏の答弁に関し「法務行政に関する著しい無知・無理解」があるとして、「法相の任務を遂行する資格がない」と批判した。金田氏は国会内で記者団に対し、「職責を果たす」と述べた。

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