新潟県知事選

米山氏が初当選 原発再稼働反対で与党破る

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当選が確実となり、支援者らと万歳する米山隆一氏(中央)=新潟市中央区で2016年10月16日午後9時19分、小川昌宏撮影
当選が確実となり、支援者らと万歳する米山隆一氏(中央)=新潟市中央区で2016年10月16日午後9時19分、小川昌宏撮影

 任期満了に伴う新潟県知事選は16日投開票され、無所属新人で医師の米山隆一氏(49)=共産、自由、社民推薦=が、前同県長岡市長、森民夫氏(67)=自民、公明推薦▽海事代理士の後藤浩昌氏(55)▽元団体職員の三村誉一氏(70)の3新人を破り、初当選した。米山氏は現状での東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に反対している。7月の鹿児島県知事選でも九州電力川内(せんだい)原発の一時停止を求める三反園訓(みたぞのさとし)氏が当選しており、政府の原発政策に影響を与える可能性が出てきた。投票率は53.05%(前回43.95%)。

 米山氏は出馬表明が告示6日前と出遅れたものの、再稼働に慎重だった泉田裕彦知事(54)の路線を継承すると明言し、争点を絞って脱原発派を取り込んだ。与党が全面支援した森氏の敗北は安倍政権の痛手になる。

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