リベリア

PKO終了へ 秋にも安保理採択、米予算削減で

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 国連安全保障理事会が西アフリカのリベリアで実施している国連平和維持活動(PKO)を来年3月に終了する検討に入ったことが分かった。今秋にも活動終了に向けた安保理決議を採択する方向。トランプ米政権が年間約80億ドル(約8800億円)に膨らんだPKO予算の削減方針を打ち出したことが背景にあり、今後もPKOが縮小する可能性がある。

 日本政府関係者が明らかにした。リベリアでは1989年から断続的に内戦が続き、20万人以上が死亡。2002年に当時のテーラー政権と反政府勢力による戦闘が激化した。03年に周辺国が仲介して停戦合意が成立。国連がPKOを始めた。ナイジェリアやガーナ、中国など約50カ国が最大1万5000人規模の部隊を派遣し、文民保護や司法制度・治安制度改革などの任務にあたってきた。

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