独テロ

容疑者、仏経由で伊入国…欧州国境管理に課題

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容疑者射殺の報道後に、現場になったクリスマス市に集まり、犠牲者を追悼する人たち=ベルリンで2016年12月23日午後1時38分、中西啓介撮影
容疑者射殺の報道後に、現場になったクリスマス市に集まり、犠牲者を追悼する人たち=ベルリンで2016年12月23日午後1時38分、中西啓介撮影

 【ローマ福島良典】ベルリンのクリスマス市(いち)へのトラック突入テロの実行犯とされるチュニジア人のアニス・アムリ容疑者(24)は23日、イタリア北部ミラノ郊外に潜伏中に警察官に射殺された。ドイツからフランス経由でイタリアに入国した逃走経路も明らかになっており、人の移動が自由な欧州における国境管理の課題を浮き彫りにした。イタリア当局は過激派組織「イスラム国」(IS)による「報復テロ」を警戒している。

 容疑者がイタリア北部ミラノ郊外のセスト・サン・ジョバンニ(人口約8万人)で23日、警察官に射殺された際、フランス南東部シャンベリーからイタリア北部トリノ経由でミラノに向かう電車の切符が見つかった。ベルリンでのテロ後、いったんフランスに逃れ、土地勘のあるイタリアに戻ったとみられている。

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