日露首脳会談

元島民「厳しいね」 北方領土問題

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
硬い表情で日露首脳の共同記者会見を見る脇理事長(中央)ら=北海道根室市で2016年12月16日午後4時17分、平山公崇撮影
硬い表情で日露首脳の共同記者会見を見る脇理事長(中央)ら=北海道根室市で2016年12月16日午後4時17分、平山公崇撮影

解決の道筋示されず 期待が落胆に変わる

 期待が落胆に変わった。16日に行われた日露首脳による共同記者会見。北方領土での共同経済活動について、安倍晋三首相は「平和条約締結に向けた重要な一歩」と胸を張ったが、領土問題解決への道筋は示されず、元島民からは「もう少し何かあるかと期待していたが……」と不満も漏れた。

 元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟の脇紀美夫理事長(75)ら幹部はこの日、北海道根室市穂香の道立北方四島交流センター「ニホロ」に集まり、テレビで日露首脳の共同記者会見を見守った。会見内容は共同経済活動が中心となり、北方領土の主権問題などは言及がない。脇理事長は「厳しいね」と漏らし、硬い表情を浮かべた。

この記事は有料記事です。

残り587文字(全文894文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月