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「平和評議会」名乗り、国営テレビで「全土の掌握」宣言も
【エルサレム大治朋子】トルコで15日午後10時半(日本時間16日午前4時半)ごろ、国軍の一部が首都アンカラや最大都市イスタンブールの一部を占拠した。反乱勢力は「平和評議会」を名乗り、国営テレビを通じて全土の掌握と戒厳令、夜間外出禁止令の公布を宣言した。クーデター発生当時に首都を離れていたエルドアン大統領は16日未明にイスタンブールの空港に到着。クーデターに関し「反逆行為だ。参加者は重い代償を支払うことになる。軍を浄化する」と述べ、権力掌握に自信を見せた。
ユルドゥルム首相も地元テレビに「選挙で市民に選ばれた政府が今も治めている。状況はおおむね把握した」と述べた。トルコメディアによると、同国情報機関は「クーデター勢力を打倒した」と表明。ロイター通信によると、イスタンブールで反乱軍兵士数十人が警察に武器を引き渡した。一方で市内では爆発も発生、不穏な情勢が続いた。
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