安倍首相

「9条に自衛隊明記」「改憲20年施行目指す」

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改憲派の集会「第19回公開憲法フォーラム」で流された安倍首相のビデオレター=東京都千代田区で2017年5月3日午後1時42分、根岸基弘撮影
改憲派の集会「第19回公開憲法フォーラム」で流された安倍首相のビデオレター=東京都千代田区で2017年5月3日午後1時42分、根岸基弘撮影

改憲時期に初言及 憲法改正推進派集会にビデオメッセージ

 安倍晋三首相は3日、憲法改正推進派の民間団体が東京都内で開いた集会に自民党総裁としてビデオメッセージを寄せ、「2020年を新しい憲法が施行される年にしたいと強く願っている」と表明した。憲法9条をあげ、戦争放棄をうたった1項と戦力不保持を定めた2項を堅持した上で、自衛隊の存在を明記する条文を加えるよう主張。改憲による高等教育までの教育無償化にも前向きな考えを示した。

 首相が改憲の具体的な目標時期に言及したのは初めて。20年を目標とした理由については「(東京で)五輪・パラリンピックが開催される2020年を日本が新しく生まれ変わる大きなきっかけにすべきだ」と述べた。総裁任期の延長をふまえ21年までの続投を念頭に任期内に改憲を実現する決意を示した。

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