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犯罪被害者の権利と被害補償の確立を目指し、2000年に設立された「全国犯罪被害者の会(あすの会)」が6月、解散する。殺人罪の時効撤廃や、刑事裁判への被害者参加など大きな変革をもたらした。設立メンバーで、中心的な役割を果たしてきた岡村勲弁護士(89)は「犯罪被害者が置かれた環境の改善という一定の目的を果たせた」と語る。
岡村さんは1997年、顧問弁護士を務めていた証券会社に恨みを持つ男に妻真苗さん(当時63歳)を刺殺された。被害者・遺族の立場で刑事裁判を経験し、遺族が「証拠品」扱いされ、法廷の柵外に座らされることなどに疑問を感じて会の設立を決意した。
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