南仏テロ

死者84人重体52人 容疑者はチュニジア出身

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 【ニース(フランス南部)賀有勇、八田浩輔】フランス南部のニースで14日深夜(日本時間15日早朝)、大型トラックが群衆に突っ込んだテロ事件で、仏検察当局のフランソワ・モラン検事は15日、実行犯はニース在住でチュニジア生まれの運転手、モハメド・ラフエジブフレル容疑者(31)と発表した。容疑者は犯罪歴はあったが過激派のリストに名前はなく、仏情報機関の監視対象にもなっていなかった。死者数は子供ら未成年者10人を含めて84人に増えた。202人が負傷し、うち52人が重体。

 モラン検事は「昨日の事件の犯行声明は出ていないが、この種の行動はテロ組織がビデオで殺害を呼びかけてきたものと合致する」と指摘、容疑者とイスラム・テロ組織のつながりの有無について捜査を進めると述べた。

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