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押し寄せる濁流は住宅をのみ込み、学校やショッピングセンター、コンビニなど見慣れた日常風景は見渡す限り、屋根だけ残して茶色に覆われていた。7日午後、上空から見た約2万3000人が住む岡山県倉敷市真備町地区は、小田川の堤防が約100メートルにわたって決壊、屋根の上には午後5時を過ぎても助けを求める人々の姿があった。
周辺の道路にあふれ出た水は、街路樹をなぎ倒したようだ。雨はほぼやんでいたが、昼の時点でも水は四方八方に広がり、所々で波を立てていた。ほとんどの住宅は1階部分が完全に水没し、水は、住民の行き場を奪うように2階、3階へと迫っていた。いかだのようにも見える屋根の上では、取り残された人々が手を振って必死に助けを求めていた。
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