加計

選定経緯「文書なし」 担当相、内閣府検証できず

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 山本幸三地方創生担当相は4日の記者会見で、学校法人「加計学園」が国家戦略特区の愛媛県今治市に獣医学部を新設する事業者に選定されるまでの経緯を記した文書は存在しないと明らかにした。山本氏は「内部の打ち合わせであり、記録はとっていない」と述べた。

 加計学園が選定された経緯を巡っては、計画を「総理のご意向」と記述した文書が文部科学省の調査で見つかった。政権側は「不正確だ」として内容を否定している。

 山本氏は「国家戦略特区のワーキンググループや諮問会議での議事録は公開しており、透明性は確保されている」と釈明したが、内閣府に検討の記録がなければ、加計学園と同様に獣医学部新設を目指していた京都産業大学が選ばれなかった経緯は検証できないことになる。10日に開かれる国会の閉会中審査でも焦点になりそうだ。

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