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佐賀県鹿島市沖の有明海で8日、かつて特産として知られた二枚貝「アゲマキ」の漁が22年ぶりに再開した。原因不明の大量死などで休漁していたが、県の研究が功を奏して、限定的だが漁ができるまでに生息数が回復した。再開を待ちわびていた漁師たちは、水揚げに精を出した。【池田美欧、松尾雅也】
午前8時、漁師6人がガタスキーと呼ばれる板に乗って干潟の上を移動し始めた。アゲマキは泥の中に巣穴をつくって生息しており、水を出すため二つの穴がある。漁師たちは穴を目印に泥の中に肩近くまで腕を埋め、手探りで貝を探した。
漁の再開は資源保護のため、今月30日までの15日間、漁場も約1・8ヘクタールに限った。漁師も6人に絞られ、期間中の漁獲量の見込みは900キロ程度。この日は約60キロ取れた。
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