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「地域のみんなが、宝のように思っていたのに……」。松山市沖の離島・怒和島(ぬわじま)の上怒和地区では、7日未明に民家1棟が土砂にのみ込まれ、3人が犠牲に。この家に住む母親と小学3年と1年の姉妹の死亡が確認され、近所の男性(83)は声を落とした。「どんどん島の若者が減る中、3人の存在は喜びそのものだった」
近くの女性(73)も「2人が通うのは子どもが5、6人の小学校。島のみんなが大切に思っていた」と明かす。昨秋の運動会も応援に行ったといい、「お姉さんが体操を頑張っていたのを覚えている。妹さんもしっかりお話ができるかわいらしい子だった」と振り返った。小学校の保護者会で母親と親交があったという女性(40)は、「やさしいお母さんだった。会の活動にも一生懸命な姿が印象的だったのに」と声を詰まらせた。
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