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【ケベック(カナダ)土屋渓】主要7カ国首脳会議(G7サミット)は8日昼(日本時間9日未明)に開幕し、焦点の貿易問題について討議した。巨額の貿易赤字を抱えて不均衡是正を訴えるトランプ米政権と、保護主義に反対する各国の隔たりは大きく、米国とそれ以外の6カ国の対立の構図が鮮明となった。閉幕する9日までに妥協できるかは困難な情勢で、首脳宣言をまとめられない可能性も出てきた。
討議では、安倍晋三首相が「貿易制限措置の応酬はどの国の利益にもならない。不公正な貿易慣行に断固対抗する。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)や経済連携協定(EPA)を通じてウィンウィンの関係を築きたい」と述べ、多国間の連携強化を重視する考えを強調。各国首脳もG7が協力して貿易問題に対応すべきだとの立場だったという。これに対し、鉄鋼・アルミニウム製品の輸入制限措置を強行したトランプ氏は「すべての…
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