沖縄慰霊の日

辺野古容認できない 翁長知事、改めて反対

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 72年前の沖縄戦の犠牲者らを悼む「慰霊の日」の23日、沖縄県内各地で追悼行事や慰霊祭があった。糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では県など主催の「沖縄全戦没者追悼式」が営まれ、翁長雄志(おなが・たけし)知事は追悼式の平和宣言で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設工事を進める政府を厳しく批判した。「辺野古に新たな基地を造らせないため、今後も県民と一体となって不退転の決意で取り組む」と述べた。

 沖縄の反対を押し切って政府が4月に辺野古の埋め立て作業を始めており、翁長知事は「沖縄の民意を顧みず工事を強行している現状は容認できない。沖縄の基地の現状、日米安全保障体制の在り方について、国民の一人一人が自ら当事者であるとの認識を深めてほしい」と訴えた。就任以降3年連続で平和宣言の多くを基地問題に割いた。

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