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【ワシントン西田進一郎】米ホワイトハウスのスパイサー大統領報道官は24日、定例記者会見を非公式な形に変更し、CNNやニューヨーク・タイムズ紙など少なくとも10報道機関の参加を認めなかった。CNNは政権批判への「報復」だと反発しており、トランプ政権とメディアとの対立は激化する一方だ。
この日は元々、スパイサー氏の定例記者会見が開かれる予定だったが、報道官室で撮影なしで質問を受ける形態に変更し参加メディアを選別した。テレビでは米主要5局のうちCNNだけ排除され、ニューヨーク・タイムズ紙▽政治メディア「ポリティコ」--などが参加を拒まれた。保守系FOXテレビや、バノン首席戦略官が会長だった右派系ニュースサイト「ブライトバート・ニュース」などは参加を許された。
AP通信とタイム誌は参加を認められたがボイコット。ホワイトハウス記者会は抗議声明を発表した。CNNは「気に入らない記事への報復だ」と猛反発し、ニューヨーク・タイムズ紙は「さまざまな党の政権を取材してきた我々の長い歴史で、起こったことがない」と声明で批判した。
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