「熱中症ゼロへ2017」シンポジウムから【前編】
汗ばむような日が続き、夏が迫っていることを実感する季節になった。気温が高くなると、注意しなくてはならないのが熱中症だ。日本気象協会は2013年から、熱中症の患者や死亡者を減らそうと、啓発活動「熱中症ゼロへ」を実施している。17年の活動の第1弾となるシンポジウムが、このほど、毎日新聞東京本社(東京都千代田区)の毎日ホールで開かれた。約100人の参加者を前に、救命救急医が熱中症の基礎知識について講演したほか、熱中症の危険度をスマートフォンなどからチェックできる新しいコンテンツについて開発者による解説などが行われた。シンポジウムの様子を2回にわたって報告する。前編は、帝京大医学部付属病院の三宅康史・高度救命救急センター長による講演「熱中症のメカニズムや対策、近年の傾向と症例」の内容を紹介する。
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