ASEAN外相会議

声明案、対中けん制 南シナ海問題

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 【バンコク岩佐淳士】24日にラオスの首都ビエンチャンで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議の共同声明案に、南シナ海問題について「国際法に基づいた解決」を求めると明記されていることが22日、分かった。南シナ海のほぼ全域を管轄するとの中国の主張を退けた12日の仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)の判決を受け、中国をけん制する内容となっている。

 ASEAN外交筋によると、中国との対立姿勢を強めるベトナムなど一部加盟国が、声明に仲裁裁判所判決を「歓迎」する記述をさらに付け加えるよう要求したという。判決後初めてとなるASEAN外相会議で、中国により強い姿勢を示すのが狙いだ。ただ、議長国ラオスやカンボジアなど「親中国派」が難色を示しており、最終的な声明内容を巡り、ぎりぎりまで調整が続きそうだ。

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