南スーダンPKO

全部隊が帰国 「駆け付け警護」行わず

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PKOで派遣された南スーダンから帰国した陸上自衛員ら=羽田空港で2017年5月27日午前6時55分、手塚耕一郎撮影
PKOで派遣された南スーダンから帰国した陸上自衛員ら=羽田空港で2017年5月27日午前6時55分、手塚耕一郎撮影

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣されていた陸上自衛隊施設部隊のうち、最後まで現地に残っていた第11次隊の田中仁朗(よしろう)隊長ら約40人が27日、帰国した。羽田空港を経由し、昼ごろに青森空港に到着する。2012年1月の活動開始後、現地の治安情勢が悪化したり、安全保障関連法の施行に伴い「駆け付け警護」など新任務が付与されたりしたが、一人の犠牲者も出すことなく、全隊員の帰国が完了した。

 11次隊は第9師団(青森市)を中心とした約350人で、このうち約310人は4月17日から3回に分けて帰国した。最後まで現地で撤収作業を担当した残る約40人も、25日に南スーダンの首都ジュバを出発。青森空港では同僚らの出迎えを受け、青森駐屯地に戻った。

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