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調査1日、反応冷ややか
学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画で、文部科学省に早期開学を働きかけたとされる内閣府は16日、「総理のご意向」と伝えた事実はなかったと発表した。国会の会期末が迫る中、わずか1日での調査結果。識者からは「結論ありき」と批判の声が上がった。【中島和哉、伊澤拓也、神足俊輔】
「『総理のご意向』という言い方はかなり特殊なもので、あまり(国家戦略特区を担う)地方創生本部事務局で使われているようには感じておらず、実際にこのような表現が打ち合わせの場で使われたとは考えにくい」。内閣府の調査報告書は、文科省の再調査結果を真っ向から否定した。
昨年11月に獣医学部新設の要件として「広域的」などの文言が追加された経緯を巡っても、食い違いがある。文科省の再調査では、萩生田光一官房副長官の指示があったとするメールの記載が明らかになったが、内閣府の調査では、文言の追加を指示したのは特区を担当する山本幸三地方創生担当相だったと結論付けている。
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