人は、他の動物と比べると、身体能力で劣っている点が目につく動物です。鳥や昆虫のように空を飛べませんし、魚やクジラのようにずっと水中を泳ぎ続けることもできません。もちろん、馬やチーターのように速く走ることもできません。
なのに、とりあえず人類はこの地球上のほとんどの地域に住み、他の動物を圧倒して、繁栄しています。その理由として、知能の発達、道具の獲得、言語や文字の発明などがあげられると思います。でも、こうしたことは身体能力そのものではありません。では、人の繁栄を支える身体能力とはなにか、と考えると、人がほかの動物に比較して優れている身体能力があることに気づきます。それが「視力」です。
視力とは、ものを細かく見分ける能力のことで、解像力とも表現できる能力のことです。動物の中で一番視力がよいのはワシやハヤブサなどの猛禽(もうきん)類だといわれます。彼らは数十メートル上空から草むらの中にいるネズミなどの小動物を見極めて、捕まえることができます。
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連載:新・真健康論
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